企画立案から2年以上が経過し、ようやく皆様にお伝えすることができる新製品のご紹介です。その名もFinal Master。
僕としては必ず画期的で革命的な要素を新製品に求めていきたいと思っていますが、今回はデモ動画の通り、『既存の全てのプラグインが、Final Masterを介せばディストーションや音痩せ、音割れなどから完全開放される』という夢のプラグインを企画してみました。
これFinalEffectシリーズとして、海外でも話題になったのですが、僕がコンセプトとしたのは『ハードギアのダイナミックさと利きの強さ』というものでした。これを全てのプラグインへ享受できるような作りにできないだろうか・・・というメチャクチャな企画を立てたわけですが、またまた世界中の超絶に優秀なエンジニアたちが頭を捻りに捻って完成させたというものです。
このプログラミングを率いたBMWのプログラミングを担当するDavidはミュンヘン工科大学、サポート役に回っていたAdamがケンブリッジ、そして僕がハーバードという構成で、世界最高の大学出身者たちが芸術・技術・ビジネスを完全融合させる哲学を共有し制作されました。この三位一体の考え方というものが、意外と音の世界には共有化されておらず、それぞれの立ち位置で乱立してしまっているがゆえに更なる次世代が生まれ難いといった現象を垣間見、僕の方でその課題点を洗い出してリストラクチャリングさせることで、更なる新たな技術を生み出した・・・という感じでしょうか。
皆さんが既に使用してらっしゃるプラグインが、これまでのデジタル領域では出来なかったサウンド作りというものに挑戦できる新たな取り組みは、今後の音楽制作に全く新たな視点を組み入れることになるはずです。
コメント
コメントを投稿