皆様こんにちは。mookmookラジオのサイトも新しくなり、ご機嫌に僕のレーベルから新リリースの音源制作も進みつつあり、とても意欲に湧いています。そして、ショパンの生まれ故郷である、ポーランドから発売される IGS AUDIO の日本代理店を獲得することも出来ました。この機材は、自分が使いたくて調べに調べていたのですが、CEOと知り合い『是非僕に任せて欲しい』と嘆願したところ、日本のマーケットを任せてくれました。近いうちに、IGS AUIDOの機材も扱っていきますが、今回は Drawmer1973に言及しています。
IGS Audio : http://www.igsaudio.com/
http://sound-monogatari.mookmookradio.com/podcast/20/
↑
(今回から、ラジオの聞けるサイトのリンクをご紹介させて頂きます)
機材のイメージは、上段の写真の通り非常にブリティッシュ感溢れる雰囲気です(2機種有るうちの上側です)。Drawmerは日本に代理店が有るのですが、この機種は輸入されていません。なので、今回もイギリスから直接取り寄せました。輸入されていないのは、恐らくは日本のスタジオの中に、バンドコンプレッサーを余り好まない傾向があるかもしれないと思っていますし、そもそもこの手のコンプレッサーの使用方法を、適切に指導できる人も余り居ないのかもしれないとも感じています。番組中でも扱いましたが、確かにバンドコンプレッサーは基本的な哲学を指導されないと、理解が難しいところがあるかもしれませんが、一度使えてしまえばその音楽性と利便性から手放せなくなります。帯域ごとにスレッショルトは勿論、アタックタイムやリリースタイムを指定できるわけですから、音色作りは非常に幅広く扱うことが出来るようになります。僕の場合は、バークリーのマスタリングクラスで、12週間に渡り iZotope Ozone7 でその考え方を指導されました。当初はかなり難解だったのですが、今ではヘビーユーザーとなっています。そのバンドコンプレッサーは、Maselec、Tube Techからも出ていて、IGS Audioもリリースしています。凡そはこの4社が競い合っている雰囲気で、感覚として最も先進性が強いのは後発の IGS Audioかと思います。これら環境の中で、全く人間関係のないこのDrawmerを、何故に導入したのかというと、SSLやNEVEに代表されるように、昔ながらのブリティッシュサンドと、その哲学を見てみたかったという点があります。Maselecは、Liefとの関係性はあったにせよ、世界中で使用者が居すぎてしまい、ちょっとベタな感じがしたので、他の側面から探ってみたいと思ったところもあります。
その直感は大凡当たったというところだと感じており(サウンド感は番組を聞いて頂くと分かりやすいと思います)、外見からだけでなく音もイギリスならではの伝統的なコンプレスを掛けることが出来ます。SSLの伝説的コンプレッサー、Bus Compに掛かり具合は似ていて、その上Ratioが固定(雰囲気からすると2:1固定)で、帯域ごとに調整が可能とでも表現すれば分かりやすいでしょうか。また、パラレルコンプレッションが可能な点も、非常に扱いやすい部分かと思います。あとは、最近リリースの機材同様、高帯域にはAir機能が付いていたり、Bassにも同様な形で音色を強調する機能が付いています。因みに僕自身は、Air も Bassも使用しておらず、理由としては現在うちのマスタリング機材は、その殆どが現代音楽の最たる姿でサウンドメイキングが可能であり、Hi-FiというよりはHiHi-Fiとでも言えば良いのでしょうか(笑)?ちょっとキツイくらいに、クリーンで透明感の有る音が作れてしまいます。作れてしまうというくらいに、too muchの音色なので、こうした伝統的なブリティッシュサウンドを、上手く挟ませていくのも手数としては良いかな・・・と感じているので、敢えて1973を通すことで得られるAirなどは必要ないと感じ、使用していません。ただ、マスタリングは機材の組み合わせと相性が物を言うので、今のとこ出番がなかったと説明したほうが正しいかもしれません。出番があった折には、またご紹介してみたいと思います。
Official Website / http://www.hirotoshi-furuya.com
(お仕事のご依頼や、機材のお問い合わせは、オフィシャルサイトよりお願いします。)
Official Facebook Page / https://www.facebook.com/hirotoshifuruya.official/
Radio Personality『マエストロ古屋博敏のサウンド物語』/ http://mookmookradio.com/a0004/
(ご質問、ご相談などコメントから投稿下さい。番組内でお答えします。)
IGS Audio : http://www.igsaudio.com/
http://sound-monogatari.mookmookradio.com/podcast/20/
↑
(今回から、ラジオの聞けるサイトのリンクをご紹介させて頂きます)
機材のイメージは、上段の写真の通り非常にブリティッシュ感溢れる雰囲気です(2機種有るうちの上側です)。Drawmerは日本に代理店が有るのですが、この機種は輸入されていません。なので、今回もイギリスから直接取り寄せました。輸入されていないのは、恐らくは日本のスタジオの中に、バンドコンプレッサーを余り好まない傾向があるかもしれないと思っていますし、そもそもこの手のコンプレッサーの使用方法を、適切に指導できる人も余り居ないのかもしれないとも感じています。番組中でも扱いましたが、確かにバンドコンプレッサーは基本的な哲学を指導されないと、理解が難しいところがあるかもしれませんが、一度使えてしまえばその音楽性と利便性から手放せなくなります。帯域ごとにスレッショルトは勿論、アタックタイムやリリースタイムを指定できるわけですから、音色作りは非常に幅広く扱うことが出来るようになります。僕の場合は、バークリーのマスタリングクラスで、12週間に渡り iZotope Ozone7 でその考え方を指導されました。当初はかなり難解だったのですが、今ではヘビーユーザーとなっています。そのバンドコンプレッサーは、Maselec、Tube Techからも出ていて、IGS Audioもリリースしています。凡そはこの4社が競い合っている雰囲気で、感覚として最も先進性が強いのは後発の IGS Audioかと思います。これら環境の中で、全く人間関係のないこのDrawmerを、何故に導入したのかというと、SSLやNEVEに代表されるように、昔ながらのブリティッシュサンドと、その哲学を見てみたかったという点があります。Maselecは、Liefとの関係性はあったにせよ、世界中で使用者が居すぎてしまい、ちょっとベタな感じがしたので、他の側面から探ってみたいと思ったところもあります。
その直感は大凡当たったというところだと感じており(サウンド感は番組を聞いて頂くと分かりやすいと思います)、外見からだけでなく音もイギリスならではの伝統的なコンプレスを掛けることが出来ます。SSLの伝説的コンプレッサー、Bus Compに掛かり具合は似ていて、その上Ratioが固定(雰囲気からすると2:1固定)で、帯域ごとに調整が可能とでも表現すれば分かりやすいでしょうか。また、パラレルコンプレッションが可能な点も、非常に扱いやすい部分かと思います。あとは、最近リリースの機材同様、高帯域にはAir機能が付いていたり、Bassにも同様な形で音色を強調する機能が付いています。因みに僕自身は、Air も Bassも使用しておらず、理由としては現在うちのマスタリング機材は、その殆どが現代音楽の最たる姿でサウンドメイキングが可能であり、Hi-FiというよりはHiHi-Fiとでも言えば良いのでしょうか(笑)?ちょっとキツイくらいに、クリーンで透明感の有る音が作れてしまいます。作れてしまうというくらいに、too muchの音色なので、こうした伝統的なブリティッシュサウンドを、上手く挟ませていくのも手数としては良いかな・・・と感じているので、敢えて1973を通すことで得られるAirなどは必要ないと感じ、使用していません。ただ、マスタリングは機材の組み合わせと相性が物を言うので、今のとこ出番がなかったと説明したほうが正しいかもしれません。出番があった折には、またご紹介してみたいと思います。
Official Website / http://www.hirotoshi-furuya.
(お仕事のご依頼や、機材のお問い合わせは、オフィシャルサイトよりお願いします。)
Official Facebook Page / https://www.facebook.com/
Radio Personality『マエストロ古屋博敏のサウンド物語』/ http://mookmookradio.com/a0004/
(ご質問、ご相談などコメントから投稿下さい。番組内でお答えします。)
コメント
コメントを投稿