「ハードギアを超越するプラグイン」 を目指し開発を進めていたFinalEffectの第一弾、Final Compが遂にリリースされます。完成を記念して、デモ動画を作成しました。 SPLとelysiaという2大Hi-Fiプロオーディオメーカーの国際エンドーサーである僕が、こうしたプラグインを作成し世の中に出すということは、ある意味お世話になってきたメーカーたちにとっては暴挙と捉えられても仕方ないのですが、でも自分の中には 「時代は移り変わり、そして誰かが新たな定義を示さなければ、次の進化がない」 という思いを胸に開発に取り組んできました。個人のブログなので、私的意見を書かせていただくと、これであれば僕のスタジオにある Mpressor や Xpressor、そしてalpha compressorは今後眠ることは間違いないですし、実際にスタジオで聴き比べて、時代は完全に次の世代へと変化したことを確認できました。 ドイツ、イギリス、スウェーデンと、開発陣営の最優秀のメンバーも次々に加わり、最終的には大御所帯となりながら、攻めに攻めたサウンドとソリットな効きを最大限に表現しました。僕の頭の中には日本で展開するという考えはなく、あくまで世界で、特に直接知っているアビーロードスタジオの面々や、いわゆる著名な人物たちが使用することを前提とした作り込みを行い、尚且ゲームチェンジャーとしての立ち位置を存分に意識した内容にまとめたつもりです。この間には特許の取得や、様々な利権が行き来しましたが、それらにおいても全て滞りなく進めることができました。 唯一の心残りは、9月という発売時期を設定しながら、それを守れなかったこと、そして辛抱強くお待ち頂いた皆様には、期間が伸びたことは大変申し訳なく思っていますが、僕の想像以上の、そしてハードを超越するなどということは、とうに通り越してしまった完全なる次世代の作品として受け止めて頂けますと嬉しいです。オーソライズ含め、最後の調整のみが残っており、あとはイギリスのアダムがどう纏めてくるかに掛かっています。 本当におまたせしました。遂に、世界で戦う日本発のプラグインメジャーメーカーが登場します。
SPL、elysia、MAGIX、Kii Audio、IGS Audioなど、15社の国際公式エンドーサーを務める古屋博敏が、機材の紹介や楽曲制作におけるコツなど、世界の舞台で戦ってきたノウハウを皆様に公開しています。