今回は、最近流行りのAPI500シリーズに対応している、elysia X Pressorについてです。elysiaはCEOのドミニクと仲が良く、来月にはドイツに行ってミーティングをしようと思っています。SPLも車で30分位のところにあり、双方ともにデュッセルドルフの空港からほど近いあたりということで、両社に伺う話し合いになっています。ハイエンドメーカー2社にエンドースをして頂ける喜びを噛み締めていると同時に、その昔は認められなくて大変な経験をしたことも思い出します。自分の目指していた、世界の舞台で競争できる環境は、負担は大きいですが正に夢見た舞台であると感じています。 今週の番組です。 http://sound-monogatari.mookmookradio.com/podcast/26/ 先週も使用させて頂いた写真ですが、今回のelysiaは左側2つセットの機材になります。番組内で、そのサウンドについては様々にお話させていただいているのですが、特徴的な部分としては Hi-Fiとパンチーが共存しているというところでしょうか。他にもかなり多彩な機能が付いていますので、大凡出来ないことはない機材ですし、ステレオ対応というところでのメリットを感じることも出来ます。僕の場合は、ステレオの特性を活かしてサブミックスに回すことが多いです。また今回のディスカッションでは、AMS NEVE8816を用いてM/Sモードを実演させていただいております。 真ん中のブルー・グレーの機材が、AMS NEVE8816です。僕はこれに8804をコネクトして、ダイレクトアウトが出来るように設定しています。 SSLをメインコンソールに使用しているのですが、NEVEの方が立体感溢れる音に聴こえる故に、シンプルな楽曲ほどNEVEを使用しています。外に持ち出すことも可能ですので、フィールドレコーディングでも同じくNEVEを中心としてシグナルパスを組むようにしています。またマイクプリアンプから、DAコンバーターに直というよりも、ボリューム調整で便利というだけでなく、音の輝きからして絶対にコンソールは噛ませるべきだと僕は思っています。このスタジオを作る時に、マイクプリアンプのチェックに行ったつもりが、マイクプリアンプの先に接続されていたコンソールの音に度肝を抜かれ
SPL、elysia、MAGIX、Kii Audio、IGS Audioなど、15社の国際公式エンドーサーを務める古屋博敏が、機材の紹介や楽曲制作におけるコツなど、世界の舞台で戦ってきたノウハウを皆様に公開しています。