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究極のリミッターを開発




 今回は、リミッターのご紹介です。

GUI自身が、まだベーターバージョンの状況でして、修正点も残っている状況なのですが、昨日ドイツから届いたR&Bの楽曲を仕上げるにあたり、このリミッターを用いたところ、とんでもない結果を残せたので記事にしたいと思いました。

GUIには、FINAL COMPとありますが、これはドイツ側のデザイナーのミスでして、本来はFINAL LIMITになります。FINALと名付けているのは、究極型を示しているわけですが、正直これまで使用してきたリミッターから、更に限界を超えてきたというサウンドを実現できています。個人ブログなのでネタ明かしをいたしますが、僕のマスタリングはこれまでほぼ100% MAGIX / eFX Limiter で仕上げられています。これは強烈であり、とてつもなく透明感のある欧米の楽曲を仕上げるには、これしかチョイスが無かったのが理由でして、Black Rooster Audioもエンドーサーですので、Edelwisessなどの名機もありますが、何と言ってもMAGIXのLimiterの透明感には遠く及ばないといった感がありました。

そして今回、A&Mグループ内でプラグインを作るとなると、MAGIX越えが責務となります。これは国内のみでなく、世界市場に対しても当社の場合は責任を持つ形となり、「次世代型のハードギアを超えるプラグイン」と銘打った以上、これは必須となる条件をクリアする必要があります。その条件というのは、僕自身が世界で戦ってきたノウハウと共に、「ハードギアを超える」という宣言に対して、一切の迷いなくリリースできるという事が大前提という事かと思います。

昨日のR&Bの楽曲に戻りますが、もっと細かく説明しますと、半年前にSPL Mastering Console⇒SPL Mastering Rooter⇒SPL Iron⇒IGS Audio Tito N Band⇒SPL Gemini⇒SPL PQ (M/S)⇒Bettermaker EQ⇒elysia alpha compressorのチェインで仕上げた楽曲を、リテイクして欲しいという要望でした。

もっとパワーと強烈なダイナミクスが欲しいという要望に対して、僕がとった行動は今回開発を進めているプラグイン4種類のみを用いて以前の上記チェインを超えるサウンドを作りました。結果的には -3dB RMSというとんでもない代物で、これはMAGIXのLimiterでも実現できない物でした。単に歪みが発生しないとか、使い勝手が良いというのではなく、 楽曲構成全体の馴染み具合、更にはそのリアリティというものを表現できる唯一無二の仕上がりになり、先ずは自分が世界の音楽プロダクションで徹底的に使い込んで市場にリリースするというコンセプトにおいても、十分過ぎるほどの実績を持つプラグインに仕上がっているかと思います。

また、このプラグインにはM/S機能やWidth、Dry/Wetなどの機能、更にはThresholdにSidechainも装備されており、昨今のEDMやR&Bにおける強烈なベースやキックを演出するにあたり、Must itemとしてご使用いただけるかと思います。

このプラグインも9月リリース予定でして、楽しみにお待ち頂けますと幸いです。

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