久々の投稿となります。大分多忙でSNS関連も不定期な発信となっていますが、その沈黙の間はとても有意義な時間を過ごしておりました。 様々な時間経過の中で、最も有用な出来事の一つとして、100年の歴史を有するドイツの老舗hama(ハーマーと読みます)社の製品の取り扱いと、日本国内での市場拡大がありました。A&Mグループの場合、アメリカやポーランドといった国々との取引もありますが、圧倒的にドイツとの取引が得意という傾向があります。それは隠れた巨人のような企業・メーカーが多くあり、それら隠れた巨人を日本の皆様にご紹介するという流れが最も相性の良いビジネスとして展開されています。昔から日本人とドイツ人は相性が良いと言われますが、いえいえドイツは日本に限らず世界中から尊敬を集めています。それは科学や医学そして工業の先進性が起因の一つと言えますが、本物志向というところに尽きると僕は思っています。 そんなドイツの巨人hama社は、同業種においては世界で最も大きな組織として運営されており、18,000種類の製品をリリースすると共に、製品クォリティと拘りは間違いなく世界最大の企業へと押し上げた理由付けを、各プロダクトから感じることができます。特に昨今 サウンドハウス さんではケーブル製品が人気で、オーディオインターフェイスとPCを繋ぐ場合、更にはLANケーブルでイーサネット環境を組む場合など、hama製品を選ばれる方が多いようです。 自分の場合は、どの製品を扱うにも必ず自分自身が惚れ込んで取引をスタートします。hama社の製品に関しては、オーディオインターフェイスやイーサネット環境の構築において、その信頼性というものは間違いなく世界一の工業大国らしく、世界一のクォリティを有する製品と思えたので取り扱い始めました。 特に音に関しては、「製品精度と信頼性は高いが、音に対しては何も干渉しない」というイメージを持っています。世界中の楽曲を扱ってきて思うことは、「ケーブルで音を変えるなど言語道断」というところです。楽曲のエッセンスは各機材であったり、プラグインたちで音質を変化させていくものであって、その血管役であるケーブルそのものに色合いがあっては、体全体を流れる血液に色合いをつけてしまうわけで、その色合いに毒された楽曲制作は決して健康的なものではありません。個所箇所に必要な...
僕自身もスタジオで使用しているProfessional Fidelityを、如何にプロスタジオで使用するかという観点で本日は書いてみたいと思います。昨今Phonitor xやPhonitor seを音楽リスニング向けではなく、プロスタジオ向けにご導入頂いた案件が続きましたので、具体的な使用方法を用いてご説明してみたく思います。 昨今は特に世界市場での動向として、プロスタジオ向けの製品とリスニング用途の製品に隔たりが殆ど無くなり、同一機材でプロ・コンシューマーオーディオ双方に対応するという考え方が強くなりつつあります。僕が国際エンドーサーを務めるKii Audioは、ドイツやスイスなどで絶大な人気を誇っていますが、正に全く同じ機材でプロ向けとコンシューマー向け双方に別々のイベントを組むほどに、コンシューマーもプロ並みの精度をもってして音楽を楽しむという境地に到達しています。そんな背景から、ここ日本でも積極的にプロとコンシューマーの垣根をなくそうとする動きが活発化しています。特にPhonitor x、Phonitor se、Phonitor xeはVGPでも連続金賞を連発した絶対王者たちであり、近年ではこれ以上のヘッドフォンアンプは存在しないとする最高評価を市場から獲得しています。 僕自身もPhonitor xとDirector Mk2はスタジオで使用する立場でもあるので、どういった方向感で用いているかを合わせてご紹介してみたいと思います。 Professional Fidelity製品の中でプロスタジオでも用いられる機材と言えば、ヘッドフォンアンプであればPhonitor xやPhonitor se、そしてPhonitor xeといったVGP金賞常連の機材たちと、やはり長年にわたりVGPで受賞をし続けているDACであるDirector Mk2やDiamondという製品群になります。僕の場合は特に好きなのがPhonitor xとDirector Mk2でして、これは本当にメイン機材と言える立場で用いています。スタジオだからギンギンにきついサウンドで聴いているかというとそうでもなく、楽音における高い精度は臨界点と言えるほどの表現力が既にSPLのProfessional Fidelityでも行われており、更にはそこにSPLならではの芸術的表現が加えられているといった印象です...